アンドゥーリルは2023年2月6日生まれの日本産牡馬です。
また、青鹿毛の現役競走馬として登録されています。
そして、生産者は北海道白老郡白老町の社台コーポレーション白老ファームです。
馬主は社台レースホース、管理調教師は栗東・中内田充正厩舎という名門の組み合わせとなります。
父はサートゥルナーリア、母アンドラステ、母父オルフェーヴルという配合です。
なお、アンドゥーリルは父母ともに重賞実績を持つ良血の一頭です。
父サートゥルナーリアはロードカナロア×シーザリオという配合から生まれたMr. Prospector系です。
日本の芝中長距離路線で高い瞬発力と立ち回りの良さを武器に実績を残した種牡馬です。
ロードカナロア由来のスピードと、シーザリオ由来の底力・中距離適性が融合しています。
また、産駒には早い時期から芝中距離で素質を示すタイプが多いとされます。
母アンドラステは父オルフェーヴル、母ヴァリディオルという血統背景を持つ芝中距離型の牝馬です。
さらに、日本の芝マイル〜中距離で切れ味と持続力を兼備した走りを見せた実績馬です。
母系には欧州由来のDynaformerなどスタミナとパワーを伝える血が入っています。
母父オルフェーヴルはステイゴールド系を代表する中長距離型種牡馬です。
タフな流れをこなすスタミナと持続的な末脚を伝えます。
そして、芝での柔らかさや器用さも伝えるため、母父として入ることで気性面の難しさと引き換えに底力を強化する役割を果たすことが多いです。
この配合では、父方ロードカナロア＝Kingmambo経由のMr. Prospector血脈と、母方の欧州色の濃いスタミナ血統がバランス良く組み合わさっている点が特徴的です。
サートゥルナーリアはキングカメハメハ（Mr. Prospector系）を通じてスピードと先行力を伝えます。
そして、アンドラステはオルフェーヴルとDynaformerを通じてスタミナと馬力を伝える構造になっています。
よって、全体として芝マイル〜中距離で長く良い脚を使える持続型のイメージしやすい配合です。
また、アンドゥーリルは、サンデーサイレンス系統のクロスを内包しています。
しかし、過度にクロスが密集していないため、配合理論上はスピードとスタミナのバランスを取りながらも、サートゥルナーリアらしい瞬発力を前面に出す構成といえる。
戦績では、アンドゥーリルはデビューから通算3戦2勝という成績を残しています。
また、芝では3戦して2勝・2着1回と連対率100%を維持しています。
すべて芝マイル〜中距離のレースで好走しています。
このことからも、血統通りの芝向き・中距離型という傾向が表れています。
また、新馬戦では芝1600メートルで2着と素質を示しました。
そして、その後の芝1600メートル戦で初勝利を挙げました。
続く芝1800メートルのリステッド競走でも鋭い末脚を使って勝利しました。
なお、総賞金は約2,574万円に到達しています。
アンドゥーリルは、今後の中距離路線での活躍が期待されています。
芝マイル〜中距離で安定したパフォーマンスを示していることから、今後は重賞戦線へのステップアップが視野に入っているでしょう。
よって、世代上位クラスをうかがう素質馬としてクラシックを意識したローテーションが組まれる可能性が高い状況にある。
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