ダノンデサイルは、2021年4月6日生まれの栗毛のサラブレッドです。
また、北海道千歳市の社台ファームで生産されました。
そして、馬主はダノックス、調教師は安田翔伍（栗東所属）です。

父はエピファネイア、母はトップデサイル、母の父（母父）はコングラッツです。

ダノンデサイルの父のエピファネイアはシーザリオの産駒です。
これは、日本国内で中距離から長距離に強い持久力と成長力を産駒に伝える特徴を持つ種牡馬です。

その産駒はデアリングタクトやエフフォーリアのようにクラシック路線を中心に大舞台で結果を残す馬も多いです。
また、エピファネイア産駒はクラシック期に完成度が高まる早熟型の傾向があると言われています。
しかし、近年ではブローザホーンなど、古馬になってから好走する産駒もいます。

母トップデサイルはアメリカで2歳時にG1（ダート）で2回2着に入った実績を持つ競走馬です。
牝系としてスピードの持続力とパワーを伝える血統背景が明確です。
早熟性と前向きで強い推進力を生む傾向の繁殖牝馬と評価されています。
日本の芝でも適性を高めやすいスピード能力を内包している点が配合上の価値となっています。

母父コングラッツはA.P. Indy系統の代表的なスピード×パワー型種牡馬です。
また、粘り強さを発揮する産駒を送り出す血統的特徴を持ちます。

A.P. Indy系統特有の骨量とパワーに加えて、米国血統としてのスタートの速さを伝えます。
このことから、配合全体のスピード底上げとして機能しやすいことが知られています。

ダノンデサイルは、これらの血が組み合わさることで、日本の中距離路線で重要となる持続的なスタミナと、アメリカ血統由来のスピードとパワーを両立させる配合構成となります。
よって、長い距離をタフに走り切る能力と、直線で推進力を維持する総合性能を期待できると評価される。

通算成績は10戦5勝（5-0-1-4）です。
また、中央競馬における獲得賞金は約5億7,577万円。
デビューから一気に頭角を現しました。
未勝利戦を勝利後、重賞（グレード戦）・オープン戦を経て大舞台へと駆け上がりました。

代表的な勝利には、3歳時のGⅠレースの優勝に加え、海外G1レースでの勝利があります。

ダノンデサイルは現役競走馬として活躍中です。
そして、海外競走での実績も持ち、今後のさらなる挑戦が注目されています。

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