ナルカミは、2022年3月11日に誕生した日本の牡馬です。
生産地は日高町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社です。
馬主はゴドルフィン、そしての田中博康調教師（三浦）の管理下で競走生活を送っています。

父はドバイワールドカップなどG1を3勝した名馬サンダースノーです。
なお、サンダースノーは、Danzig系種牡馬です。
競走馬としてダートと芝の双方で活躍を見せました。
そして、特にダート中距離での強さを受け継いでいることが期待されます。

母はオムニプレゼンスで、その父（母父）はディープインパクトです。
ディープインパクトはJRA賞年度代表馬(2005,2006年)、JRA総合リーディングサイアー（2012-2015年）に選ばれた名馬です。
この血統は、瞬発力とスピードを伝える血として知られております。
よって、スピードに加えて持久力とパワーを兼ね備えたダート中距離適性の高さを強く示唆していると言えるでしょう。
血統表には、米国の名種牡馬、Hail to Reasonの5×5のクロスが見られます。
これはナルカミの粘り強さや競走意欲に影響を与えている可能性があります。

これまでの全競走成績は6戦5勝［5-0-0-1］という非常に優秀なものです。
そして、その勝ち鞍は全てダート戦です。
特に1800mから2000mの距離で連勝を重ねていることから、この距離帯を最も得意としていることが明確です。
デビュー戦をダート1800mで圧勝した後、3歳1勝クラスを2連勝しました。
そして、その後もダートの中距離重賞で勝利を収めるなど、一貫してダートの中距離で圧倒的な強さを見せています。
なお、ナルカミの唯一の着外は3歳1勝クラスでの7着です。

しかし、それ以外は全て勝利しており、ダート戦での適性の高さと安定感が光ります。
先行策から押し切るレースが多く、スピードとスタミナを活かした正攻法の競馬を得意としていることがうかがえます。

ダートの有力馬としてその存在感を確立し、今後の活躍が大いに期待されております。
既に世代のトップクラスとして認められています。
今後は国内の主要なダート競走はもちろんのこと、将来的に世界の舞台での挑戦も視野に入ってくる可能性があります。
特にダートの中長距離戦線においては、その血統背景とこれまでの実績から、さらなる飛躍が期待される一頭でございます。

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