本記事では、春のG1戦線を占う重要な一戦、2026年3月1日に開催される中山記念(GII)について、過去の血統データと最新の出走予定馬を分析し、中山芝1800mで激走する「真の適性馬」をあぶり出します。
2026年中山記念はじめに
中山記念は、中山競馬場の芝1800m(内回り)で行われる別定重量のGII競走です。
例年、大阪杯や安田記念、さらにはドバイ国際競走を見据えた超一線級が集結する「スーパーGII」として知られています。
また、2026年も、重賞戦線で活躍する実力馬たちが顔を揃え、非常にハイレベルな一戦が期待されます。
2.中山記念2026登録馬一覧表
3.過去の勝ち馬と血統パターン分析
4.2026年中山記念の出走馬概況
5.中山記念2026上位人気馬分析|詳細血統分析・適性評価
6.中山記念2026血統的注目穴馬候補
7.よくある質問(FAQ)
8.まとめ
中山記念2026登録馬一覧表
以下の表は、中山記念2026の出走登録馬一覧です。
| 人気 | 馬名 | 父 | 母父 | 年齢 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | レーベンスティール | リアルスティール(ディープ系) | トウカイテイオー | 牡6 |
| 2 | エコロヴァルツ | ブラックタイド(SS系) | キングカメハメハ | 牡5 |
| 3 | チェルヴィニア | ハービンジャー(ノーザンダンサー系) | キングカメハメハ | 牝5 |
| 4 | セイウンハーデス | シルバーステート(ディープ系) | マンハッタンカフェ | 牡7 |
| 5 | カラマティアノス | レイデオロ(キングカメハメハ系) | ハーツクライ | 牡4 |
| 6 | マジックサンズ | キズナ(ディープ系) | キングカメハメハ | 牡4 |
| 7 | シャンパンカラー | ドゥラメンテ(キングカメハメハ系) | Reckless Abandon | 牡6 |
| 8 | ニシノエージェント | イスラボニータ(SS系) | ノヴェリスト | 牡4 |
| 9 | マイネルモーント | ゴールドシップ(SS系) | ロージズインメイ | 牡6 |
| 10 | ショウナンマグマ | ザファクター(ノーザンダンサー系) | ステイゴールド | セ7 |
| 11 | エヒト | ルーラーシップ(キングカメハメハ系) | ディープインパクト | 牡9 |
| 12 | サイールーン | ディープインパクト(SS系) | キングカメハメハ | セ7 |
| 13 | オニャンコポン | エイシンフラッシュ(キングマンボ系) | ヴィクトワールピサ | セ7 |
| 14 | サンストックトン | ワールドエース(ディープ系) | キングカメハメハ | 牡7 |
| 15 | スパークリシャール | スワーヴリチャード(SS系) | シンボリクリスエス | セ5 |
| 16 | サトノエピック | キタサンブラック(SS系) | Bellamy Road | 牡5 |
| 17 | マテンロウオリオン | ダイワメジャー(SS系) | キングカメハメハ | 牡7 |
中山記念の過去の勝ち馬と血統パターン分析

まず、中山記念は「リピーター」と「4歳馬」が非常に強いレースです。
また、過去10年(2016年〜2025年)の勝ち馬を振り返ると、中山芝1800mという特殊な舞台設定への適性が色濃く反映されています。
中山記念過去の血統傾向
血統面での最大の特徴は、サンデーサイレンス系の圧倒的な強さです。
なお、過去10年で7勝を挙げています。
特にハーツクライ産駒(ヒシイグアス)やステイゴールド産駒(ウインブライト)など、小回り・急坂を苦にしない持続力と機動力に長けた系統が活躍しています。
一方で、主流のディープインパクト産駒は、東京のような瞬発力勝負には強いものの、中山記念では意外な苦戦を強いられる場面も見られます。
むしろ、キングカメハメハ系やロベルト系といった、パワーとタフさを兼ね備えた血統が、開幕週の速い時計と急坂の双方に対応して好走する傾向にあります。
また、キングカメハメハ系等Mr. Prospector系についてはこちらで解説しています。
📊 表:中山記念過去10年の血統・勝ち馬データ表
| 開催年 | 勝ち馬 | 父 | 母父 | 年齢 | 系統 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年 | シックスペンス | キズナ | Twirling Candy | 4歳 | サンデー系 |
| 2024年 | マテンロウスカイ | モーリス | スペシャルウィーク | 5歳 | ロベルト系 |
| 2023年 | ヒシイグアス | ハーツクライ | Bernstein | 7歳 | サンデー系 |
| 2022年 | パンサラッサ | ロードカナロア | モンジュー | 5歳 | キングマンボ系 |
| 2021年 | ヒシイグアス | ハーツクライ | Bernstein | 5歳 | サンデー系 |
| 2020年 | ダノンキングリー | ディープインパクト | Storm Cat | 4歳 | サンデー系 |
| 2019年 | ウインブライト | ステイゴールド | アドマイヤコジーン | 5歳 | サンデー系 |
| 2018年 | ウインブライト | ステイゴールド | アドマイヤコジーン | 4歳 | サンデー系 |
| 2017年 | ネオリアリズム | ネオユニヴァース | Meadowlake | 6歳 | サンデー系 |
| 2016年 | ドゥラメンテ | キングカメハメハ | サンデーサイレンス | 4歳 | キングマンボ系 |
2025年勝ち馬のシックスペンスはキズナ産駒で、4歳馬の典型的な好走パターンを示しました。
中山記念過去の母父の傾向
中山記念では、母父に「米国型のスピード血統」を持つ馬の活躍が顕著です。
特にストームバード系(Storm Catなど)は、開幕週の速い馬場に対応するスピードを供給しています。
そして、3-1-1-4という非常に高い複勝率を誇ります。
なお、2024年に10番人気で2着に入ったドーブネもこの系統です。
また、海外血統の特徴と見分け方を理解することで、母父の影響をより正確に評価できます。
📊 表:中山記念の人気と着順の相関データ(過去10年)
中山記念は「実力馬の始動戦」となることが多く、上位人気馬が比較的安定した傾向にあります。
しかし、1番人気については「勝つか負けるか」の両極端な傾向があります。
| 人気 | 成績(1-2-3-着外) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 3-0-1-6 | 30.0% | 30.0% | 40.0% |
| 2番人気 | 3-1-2-4 | 30.0% | 40.0% | 60.0% |
| 3番人気 | 1-1-1-7 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
| 4番人気 | 0-2-1-7 | 0.0% | 20.0% | 30.0% |
| 5番人気 | 2-2-0-6 | 20.0% | 40.0% | 40.0% |
| 6〜9番人気 | 3-7-6-44 | 5.0% | 16.7% | 26.7% |
| 10番人気以下 | 0-1-0-37 | 0% | 2.6% | 2.6% |
1番人気の極端な成績
過去10年で3勝を挙げていますが、2着が一度もありません。
また、馬券圏外に沈むケースも6回あります。
よって、信頼度は決して高くありません。
2番人気の安定感
このように、複勝率40%と、1番人気を上回る安定感を見せています。
伏兵の台頭
2024年のマテンロウスカイ(7番人気1着)やドーブネ(10番人気2着)のように、開幕週の馬場を活かした先行馬が人気薄で激走するケースに注意が必要です。
これらのデータから、中山記念は「2番人気を軸にしつつ、1番人気の取捨を選択し、先行力のある母父スピード型の穴馬を絡める」のが血統・データ予想の王道と言えます。
2026年中山記念の出走馬概況

2026年の中山記念は、実績十分の古馬勢と、勢いに乗る4歳勢が激突する非常に興味深いメンバー構成となりました。
また、全体的なレベルは例年通り高く、「中山巧者」と「開幕週の先行力」が勝負の分かれ目となるでしょう。
特に今年は、中山金杯を制したカラマティアノスや、昨年の2着馬エコロヴァルツなど、舞台適性の高い馬が揃っており、混戦模様を呈しています。
中山記念2026上位人気馬分析|詳細血統分析・適性評価
ここでは、上位人気が予想される3頭の血統と適性を掘り下げます。
レーベンスティール(牡6)
- 父:リアルスティール
- 母父:トウカイテイオー
- 分析: 父リアルスティールはディープインパクト系ながら、パワーと持続力に優れた産駒を多く出します。
また、リアルスティール自身も2016年中山記念3着の実績があります。
そして、母父にトウカイテイオーを持つ本馬は、中山での機動力と急坂での粘り強さが際立っています。
1800mはベストの距離であり、ここでも中心的な存在です。
また、ディープインパクト産駒の特徴と血統分析についてはこちらをご覧ください。
さらに、レーベンスティールのデータベースはこちらになります。
エコロヴァルツ(牡5)
- 父:ブラックタイド
- 母父:キングカメハメハ
- 分析: キタサンブラックと同じブラックタイド産駒です。
また、母父キングカメハメハとの配合は、中山のタフな流れに非常に強く、昨年の2着という実績がその適性を証明しています。
さらに、先行して粘り込むスタイルは開幕週の馬場に最適です。
チェルヴィニア(牝5)
- 父:ハービンジャー
- 母父:キングカメハメハ
- 分析: 欧州ノーザンダンサー系のハービンジャー産駒。
なお、母チェッキーノはオークス2着の良血です。
また、本来は広いコースでの末脚勝負が持ち味ですが、母系のキングカメハメハが中山の急坂対応を補完しています。
そして、牝馬特有の切れ味が小回りコースでどう活きるかが鍵となります。
中山記念2026血統的注目穴馬候補
ここでは、人気薄ながら血統背景から激走が期待できる3頭をピックアップします。
マイネルモーント(牡6)
- 父:ゴールドシップ
- 母父:ロージズインメイ
- 分析: ステイゴールド系のゴールドシップは、長距離G1を6勝しています。
また、母父ロージズインメイとの配合はパワーに特化しており、タフな展開になればなるほど浮上する存在です。
セイウンハーデス(牡7)
- 父:シルバーステート
- 母父:マンハッタンカフェ
- 分析: シルバーステート産駒は先行力とスピードの持続力が武器になります。
なお、中山の開幕週で内枠を引けば、そのまま逃げ・先行で粘り込むシーンが容易に想像できます。
スパークリシャール(セ5)
- 父:スワーヴリチャード
- 母父:シンボリクリスエス
- 分析: 新進気鋭のスワーヴリチャード産駒。
また、母父にロベルト系のシンボリクリスエスを持ち、中山の急坂を苦にしないパワーを秘めています。
そして、去勢後の安定感もあり、一発の魅力を秘めています。
中山記念2026よくある質問(FAQ)
サンデーサイレンス系、特にステイゴールドやハーツクライといった「持続力型」の系統です。
瞬発力型よりも、母系にパワー血統(キングカメハメハやStorm Catなど)を持つ馬を優先すべきです。
スピードのある米国型ミスプロ系や、先行力を引き出すノーザンダンサー系を母系に持つ馬が有利です。
成長途上の4歳馬は、サンデー系のスピードが最も活きる時期でもあります。
さらに、斤量面での恩恵も受けやすいためです。
中山1800mは特殊な小回りコースです。
そして、一度適性を示した血統(ウインブライト等)は繰り返し好走しやすいためです。
東京での実績(上がり最速など)だけで判断することです。
なお、中山では「上がりの速さ」よりも「失速の少なさ」が重要です。
中山記念2026まとめ
最後に、中山記念2026の予想において、以下の3点を重要ポイントとして挙げます。
- サンデー系×パワー血統の配合を狙う
- 開幕週を味方につける先行力のある血統を重視
- 中山1800mでの実績があるリピーター血統を軽視しない
今年のメンバーでは、レーベンスティールやエコロヴァルツが血統・実績ともに上位ですが、マイネルモーントのような中山巧者の穴馬にも十分なチャンスがあります。
また、枠順と当日の馬場状態を確認し、血統的な裏付けのある馬から勝負することをお勧めします。
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