はじめに
2026年1/25に行われるプロキオンS(プロキオンステークス)は、フェブラリーステークスを見据えた最重要の前哨戦として、ダート路線のトップホースが集結する極めてレベルの高い一戦となります。
また、2025年より東海ステークスから名称が変更されました。
中京競馬場で行われた昨年に続き、2026年は京都競馬場・ダート1800メートルを舞台に、冬のダート王者を決めるための過酷な持続力勝負が繰り広げられます。
なお、本レースの優勝馬にはフェブラリーステークスの優先出走権が付与されます。
プロキオンSの過去傾向は?

プロキオンステークスの過去10年のデータ(旧東海Sを含む)を分析すると、先行して粘り込む「持続力」と、坂を加速できる「機動力」を兼ね備えた馬が有利であるという結論に至ります。
特に京都開催においては、1コーナーまでの距離が短いです。
そのため、内枠からスムーズに好位を取れる馬の好走率が非常に高くなっています。
海外血統の詳しい見分け方はこちら。
芝とダートの違いについて詳しくはこちら。
プロキオンS2026の出走馬の特徴は?

2026年のプロキオンSは、重賞で安定した成績を残す実力馬と、勢いに乗る上がり馬が激突する非常に興味深い構成となっています。
全体的なレベルは例年以上に高く、1番人気から下位人気まで能力差が少なくなっています。
よって、展開一つで着順が大きく入れ替わる混戦が予想されます。
特に今年は、前走で圧倒的なパフォーマンスを見せた馬や、G1戦線で揉まれてきた実績馬が顔を揃えています。
よって、単なる前哨戦の枠を超えた熱い戦いが期待されます。
なお、馬場状態や当日の気配が勝敗を分ける大きな要因となるでしょう。
プロキオンS2026上位人気馬の血統分析は?
上位人気が予想されるロードクロンヌ、ブライアンセンス、サイモンザナドゥの3頭は、いずれも京都ダート1800mに適した強力な血統背景を持っています。
ロードクロンヌ
ロードクロンヌの父はリオンディーズです。リオンディーズ産駒は晩成傾向があり、重賞馬やG1馬も多数います。
また、ロードクロンヌは、キングカメハメハ系を基盤に濃いクロスを持ちます。
これにより、Mr. Prospector系のスピードとスタミナを併せ持つ系統的特徴を示します。
そして、母リラコサージュはブライアンズタイム産駒です。
また、リラコサージュは、中央2勝の実績を持ちます。
母父ブライアンズタイムはロベルトの直仔であり、ダート適性を強化した血統構成です。
父系のリオンディーズがキレを、母系がダート適正をバランスよく伝える形となっています。
また、通算14戦4勝[4-3-3-4]の実績で、成長曲線が急上昇中です。
特にみやこステークスをはじめ、道悪(稍重〜不良)の重賞で4度の3着以内を記録している点は特筆すべき強みです。
京都ダート1800mは小回りコーナーと高速決着が特徴です。
ロードクロンヌの父リオンディーズ系はMr. Prospectorのスピードが直線での加速にマッチし、母系ブライアンズタイムがコーナリング時の持続力を支えます。
稍重~重馬場での直近好走から、パワー寄りの京都内回り適性が高く評価されています。
よって、プロキオンステークス向きの総合血統スコアは上位クラスです。
ブライアンセンス
ブライアンセンスはホッコータルマエ産駒のダート中距離適性が高い血統を持つ牡馬です。
父ホッコータルマエは、父キングカメハメハ×母マダムチェロキーという配合です。
JRAダートG1を複数制したステイヤータイプで、キングマンボ系のパワーとMr. Prospectorのスピードを伝えます。
また、母ヒラボクビジンは、父ブライアンズタイム×母オリジナルスピンという配合です。
なお、中央4勝馬で、母の近親インカンテーションがダート重賞6勝の実績を持ちます。
ロベルト系の持続力とマキャベリアンの切れを併せ持ちます。
ブライアンセンスの系統的特徴としてMr. Prospector 4×4のクロスが入ります。
これにより、ダート中距離での粘り強さと直線加速力が強調されます。
また、ブライアンセンスは重賞路線で安定した着順を示しています。
2025年マーチステークス(中山ダート1800m)で1着と勝利を挙げ、前走の 師走S(中山ダート1800m)でも1着を果たしています。
ブライアンズタイムの母系からのロベルト系が京都外回りの持続力にマッチし、Mr. Prospectorクロスで高速ダート適性が高いため、プロキオンステークスで上位争い可能と評価できるでしょう。
サイモンザナドゥ
サイモンザナドゥは、父アジアエクスプレスが米国型のスピードとパワーを持つ種牡馬です。
また、母トゥルーロマンスはアグネスデジタル産駒としてダート適性を強く受け継ぎます。
なお、3代母ビューチフルロマンにノノアルコの血統が入っています。
また、サイモンザナドゥは、Mr. Prospector系の4×5のクロスを持ちます。
この系統的特徴は米血統らしい機動力と持続力を併せ持ち、特に中距離ダートで先行力を発揮しやすい構成です。
直近では、みやこS2位、シリウスS2位といずれも京都ダートで堅実な走りを見せました。
なお、2023年3歳以上2勝クラスでは京都ダート1800mで1着となっています。
これらの成績はオープンクラス移行後の安定感を示し、重賞挑戦に向けた地盤固めとなっています。
京都ダート1800mへの血統的適性は高く評価できるでしょう。
アジアエクスプレス×アグネスデジタルの配合がコーナーの緩やかなコースにマッチし、プロキオンSのような機動力勝負で逃げ切りが期待されます。
ミスタープロスペクター系の影響でパワー補強が入り、過去の京都実績からも展開次第で上位争いが可能です。
みやこS後の状態維持が鍵だが、この血統は重賞舞台で底力を発揮しやすい。
プロキオンS2026注目穴馬候補は?
人気薄ながら血統的・実績的に激走の可能性を秘めているのが、セラフィックコール、そしてシゲルショウグン、サンデーファンデーの3頭です。
セラフィックコール
セラフィックコールは、G1チャンピオンズカップ9着という結果から今回は人気を落とす可能性があります。
しかし、ダイオライト記念連覇などの実績はメンバー随一です。
また、Northern Dancerのクロスを持ち、さらに母系にサンデーサイレンスの血が入っています。
そして、父ヘニーヒューズ譲りの持続力は、今回の舞台でこそ真価を発揮するはずです。
58kgの斤量を克服できれば、一変の可能性は十分にあります。
シゲルショウグン
シゲルショウグンは、逃げ切りで抜群の動きを見せており、状態面では出走馬の中でもトップクラスにあります。
父モーリス譲りの力強いフットワークは、単騎逃げが叶った際に恐ろしい粘りを発揮します。
さらに、母系はデインヒルを通してスピード旧坂にも屈しないパワフルさを期待できます。
また、サンデーサイレンスのクロスを持ち、展開の鍵を握る存在として、大穴候補に指名します。
モーリス産駒の血統分析について詳しくはこちら。
サンデーファンデー
サンデーファンデーは、前年のプロキオンステークス優勝馬でありながら、今年は人気を落としている点が最大の狙い目です。
なお、父スズカコーズウェイ(Storm Cat系)に母父スマートボーイの配合です。
Northern Dancer 5×5×5という複雑なクロスを持つ血統構成が、京都ダート1800mでの持続力を支えています。
連覇の可能性を秘めた伏兵として、注目に値します。
よくある質問(FAQ)
Q. 京都ダート1800mの最大の特徴は何ですか?
スタートから1コーナーまでの距離が短く、先行争いが激しくなりやすい一方で、3コーナーの坂から一気にペースが上がる持続力勝負になるのが特徴です。
Q. 過去の勝ち馬に共通する血統パターンはありますか?
父ミスタープロスペクター系や、サンデーサイレンス系。
母系に海外血統のロベルト系、ノーザンダンサー系を持つ馬の好走が目立ちます。
Q. 斤量58kgを背負う馬の信頼度はどうですか?
セラフィックコールやサンデーファンデーが該当しますが、実力馬であれば克服可能な範囲です。
ただし、当日の馬体重や気配には注意が必要です。
Q. プロキオンステークス2026では逃げ馬は有利ですか、不利ですか?
コース形態上、先行有利ではあります。
しかし、マークが厳しくなると3コーナーからの加速勝負で苦しくなるため、番手で控えられる馬の方が安定します。
Q. フェブラリーステークスへの直結度はどの程度ですか?
最重要の前哨戦の一つであり、ここで優勝した馬には優先出走権が与えられます。
特に勝ち時計や内容には注目すべきです。
Q. プロキオンステークスで、2026年の開催において注意すべき点はありますか?
当日の天候(雪予報の有無)や、それによる馬場状態の変化には細心の注意を払う必要があります。
プロキオンステークス2026まとめ
2026年のプロキオンステークスは、ロードクロンヌやブライアンセンスといった充実期にある実力馬が中心となります。
しかし、血統背景や追い切りの動きからセラフィックコールやシゲルショウグンといった伏兵の台頭も十分に考えられます。
よって、京都ダート1800mという舞台設定を理解し、持続力と機動力を兼ね備えた馬を見極めることが、的中への最短距離となるでしょう。
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