キズナは、2010年3月5日に新冠町で生まれた青鹿毛の牡馬です。
父は日本競馬史に名を刻むディープインパクト、母はキャットクイル（母父：ストームキャット）です。
この配合は、ディープインパクトが持つ瞬発力と切れ味に、ストームキャット系のパワーとタフネスを補完する意味合いを持ち、キズナ自身のバランスの取れた競走能力に繋がりました。
この馬は、栗東の佐々木晶三調教師によって管理されました。
また、前田晋二氏が馬主を務め、ノースヒルズが生産しました。
競走馬としてのキャリアにおいて、キズナは特に2013年の東京優駿（日本ダービー）（GI）での勝利が際立っています。
この勝利により、同年のJRA賞最優秀3歳牡馬に選出されました。
日本国内での総獲得賞金は4億7,639万円に上ります。
キズナの競走成績は、中央競馬で14戦7勝、海外で2戦1勝というものでした。
ディープインパクト系の特徴である瞬発力と切れ味、
そして芝適性の高さはキズナ自身にも受け継がれ、特に良馬場での強さを発揮しました。
日本ダービーの他にも、毎日杯（GIII）、京都新聞杯（GII）、ニエル賞（GII）といった重賞レースを制しています。
2013年にはフランスの凱旋門賞に挑戦し、世界の強豪を相手に4着という健闘を見せました。
競走馬引退後、キズナは2016年から社台スタリオンステーションで種牡馬としての新たなキャリアをスタートさせました。
その産駒は、父ディープインパクト譲りの瞬発力に加え、母系ストームキャット系のパワーが補完されることで、芝・ダートを問わず、短距離から長距離まで幅広い距離で活躍を見せています。
これは、キズナ産駒の距離適性の幅広さの理由の一つです。
特に注目すべきは、2024年にジャスティンミラノが皐月賞を制し、キズナ産駒として初のクラシック勝利を達成したことです。
その他にも、ディープボンド、アカイイト、ソングライン、ファインルージュなど、数々の活躍馬を輩出しており、2歳リーディングサイアーや総合リーディングサイアーで常に上位に名を連ねるなど、種牡馬としても非常に高い評価を確立しています。
キズナの父ディープインパク トの詳細データもご覧ください。
その他の種牡馬情報は 種牡馬データベースで検索できます。

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