マスカレードボールは2022年3月2日に生まれました。
また、北海道千歳市にある社台ファームの生産馬です。

父はドゥラメンテ、母はマスクオフで、母の父はディープインパクトです。
なお、馬主は社台レースホース、調教師は手塚貴久（美浦所属）です。

父ドゥラメンテは、自身もJRA賞最優秀3歳牡馬に選出された名種牡馬です。
種牡馬として9頭のGI級競走優勝馬を輩出しています。
その産駒には持続力とキレ味を兼ね備えたタイプが多く見られます。

母マスクオフは自身の競走成績は控えめながら、母系にビハインドザマスクという10勝馬を擁する牝系を持ちます。
ルーツには勝負根性が強く、一瞬の加速力に優れる特徴を受け継ぐ牝系が見られます。

母父としてディープインパクトを持つ配合との組み合わせでは、瞬発力と東京芝2400 mあたりでの適性が指摘されています。

また、ドゥラメンテ×マスクオフ（母父ディープインパクト）という組み合わせは、サンデーサイレンス系を母系に抱えつつ、キングカメハメハ系（ドゥラメンテ）を用いています。
これは、芝中距離でのバランスを意図した配合と考えられます。
血統表上にはサンデーサイレンス3×3、Mr. Prospector4×4というクロスも確認されます。
よって、緻密さとスピードの両立が狙われている血統構成です。

マスカレードボールはこれまで通算6戦3勝、〔3-1-1-1〕という成績を残しています。
デビュー戦では芝1600 mで1着、次走芝1800 mで1着と2連勝を飾りました。
その後、芝1800 mの重賞で1着を挙げ、芝2000 m・芝2400 mでも2着・3着に入るなど、距離を延ばしても安定した走りを見せています。
また、 獲得賞金は約2億4,762万円です。
現在も現役として活動を続けており、血統的な裏付けと実績から、今後も中距離以上の芝レースでの更なる飛躍が期待されています。

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