北海道安平町の名門ノーザンファームで2022年1月10日に産声を上げたミュージアムマイル。
生産地は北海道安平町のノーザンファームで、黒鹿毛の美しい馬体を持ちます。
父はリオンディーズ、母はミュージアムヒル、母の父はハーツクライという血統です。
馬主は有限会社サンデーレーシングで、栗東トレーニングセンターの高柳大輔厩舎に所属しています。

父リオンディーズは、産駒に芝とダート兼用の馬が多いですが、芝では1600m前後を得意とする馬が中心です。
一方で、母の父ハーツクライは、産駒の多くが中・長距離を得意とします。
また、古馬になってから本格化する晩成型の傾向があります。

ミュージアムマイルは、父父にキングカメハメハ、母父にサンデーサイレンス系のハーツクライを持つ配合で、芝の中長距離での活躍が期待される血統と言えるでしょう。

ミュージアムマイルは、2024年8月にデビューし、2戦目で初勝利を挙げました。
その後、黄菊賞（1勝クラス）を勝利し、GI初挑戦となった朝日杯フューチュリティステークスでは2着に入りました。
2025年には、皐月賞（GI）を見事な差し切りで優勝し、GIウイナーの仲間入りを果たしました。
日本ダービー（GI）では6着でした。

現在、ミュージアムマイルは秋の初戦としてセントライト記念（GII）に出走を予定しています。
ダービー後は放牧で休養し、8月半ばに栗東トレーニングセンターへ帰厩しました。
追い切りでは順調な仕上がりを見せており、始動戦に向けて態勢は整っているようです。

皐月賞を制した実力から、秋の活躍が期待されています。
セントライト記念をステップに、菊花賞での活躍が期待されます。
父リオンディーズ産駒は距離延長を得意としない傾向もあります。
しかし、母父ハーツクライの血統背景から長距離への対応も可能と見られています。
長い目で見れば、古馬になってからの更なる成長も期待される一頭です。

セントライト記念の詳細はセントライト記念2025血統予想をご覧ください。
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