テーオーパスワードは、2021年5月20日生まれの鹿毛の牡馬です。

生産は北海道日高町のヤナガワ牧場です。

また、馬主は小笹公也、所属（調教師・厩舎）は高柳大輔（栗東）です。

テーオーパスワードは、2024年にデビュー（3歳時）しました。
主にダート路線（特に中距離～やや長めダート）を中心に活躍しています。

テーオーパスワードの父は コパノリッキー、母は テーオーレイチェルです。
また、母父はキングカメハメハ です。

父コパノリッキーは、主に地方・ダート重賞で活躍した馬です。
種牡馬としては、ダート適性を引き継ぐ産駒が出やすい傾向にあるとされます。

母父キングカメハメハは、日本競馬における名種牡馬です。
そして、芝・ダート双方に影響力を持つ血統として知られます。
さらに、母父として入ることで、スピード性・中距離性能を補うことが期待されることがあります。

この配合から、テーオーパスワードにはダート適性（特に中距離～長めダート）と、底力を活かす持続力、そして馬場変化耐性を備える可能性、という特徴が期待されて構成されていると考えられます。

また、テーオーパスワードの通算成績は 6戦4勝・着外2回 です。

代表的な勝利・成績には以下があります。

• 2024年 1月6日：京都・3歳新馬（ダ1800ｍ） — デビュー戦で1着。
  勝ちきる内容で、道中２番手追走から直線抜け出しました。
  
• 2024年 3月23日：中山・伏竜ステークス（OP、ダ1800ｍ） — 1着。
  好スタートから主導権を取り、後続を頭差しのぎりました。
  
• 2024年 5月4日：アメリカ・ケンタッキーダービー（G1、ダ2000ｍ） — 5着。
  日本馬としての遠征で、善戦の5着に終わりました。
  
• 2025年 1月25日：中京・瀬戸ステークス（3勝クラス、ダ1900ｍ） — 1着。
  
• 2025年 8月30日：中京・名古屋城ステークス（OP、ダ1800ｍ） — 1着。

勝利シーンとして印象的なのは、伏竜ステークスでの「ハナを取って粘る勝ち方」、および復帰後の瀬戸ステークスでの叩き合いを制す競馬です。

なお、2024年の遠征後、両前脚ひざの骨折というアクシデントがありました。
全治約6か月の診断を受け、休養入りしていたことが報じられています。

2025年に入り、テーオーパスワードは復帰戦（招福ステークス）で5着に敗れたものの、続く瀬戸ステークスで勝利しオープン馬となりました。

さらに、名古屋城ステークスでも1着を果たし、重賞・特別競走での存在感を高めています。

骨折からの復帰というハードルを乗り越えつつあること、そしてオープン～特別クラスでの実績を積んでいる点から、今後はより上位のクラス（重賞など）での挑戦が期待されます。

ただし、過去の故障歴を考えると、“脚の維持管理”が鍵となるでしょう。
レース間隔や調整方法、馬体のケアなどが成績を左右する要素になると思われます。

競馬分析専門チーム

統計・血統データ分析

✅ 専門家による監修済み

📊 データ分析に基づく予想

🔒 責任ある情報発信